秋の壁面にも◎染め紙で作るとんぼ工作
こんにちは!
イラストレーターのイシグロフミカです。
こちらの記事では、秋の工作にぴったりな
『染め紙で作るトンボ』をご紹介します♪
保育園や幼稚園での製作活動にはもちろん、ご家庭でも揃えやすい材料でご紹介しますので、ぜひ気軽に楽しんでみてくださいね♪
材料
ではさっそく材料のご紹介から♪
- コーヒーフィルター
- ストロー
- 丸シール
- 水性ペン(赤・黄など)
- はさみ
- のり(テープなどでもOK!)
コーヒーフィルターがなければ、障子紙や半紙、またはキッチンペーパーなど 色がにじみそうな素材 であれば代用OKです◎
ただ、コーヒーフィルターは
・ 1回分として子どもに渡しやすい
この2点で製作しやすくおすすめしています♪
今回とんぼの体部分はストローを使用しています。
タピオカなどを吸いやすいように太く作られたストローで、100円ショップで購入できます。紙製のほかにカラフルなプラスチック製のものもありますので、お好みでお選びください♪
丸シールはトンボの目にします。
直径8mmの白い丸シールに、直径5mmの茶色の丸シールを貼りました。
直径8mmの丸シールは100円ショップなどで手に入りやすいのですが、直径5mmは少し大きい文房具店やネットストアでのご購入になるかと思うので、ペンで描いちゃうのもおすすめです◎
作り方① 染め紙をしよう!
「染め紙」とは製作技法の1つで、文字の通り「紙を染める」技法です。
( ただ今回は「染める」と「にじませる」を同時におこなうので「にじみ絵」とも言えるかもしれません。)
手順はとってもカンタン♪
① 水性ペンで適当な模様を描く
② 水で濡らしてから乾かす
以上の2ステップでとんぼの羽に見立てる素材が完成です◎
失敗しないためのポイントを3つまとめておきます♪
ポイント1 水性ペン
水でにじませたいので、ペンは必ず 水性 を使いましょう。私が使ったのは普段のお絵かきでも愛用させていただいているプレイカラー2です。
トマトレッド と やまぶき を使いました。
ポイント2 インクの量と水の量
コーヒーフィルターにのせたペンのインク量が、水によって全体に広がるので、トンボの羽の色を濃くしたい場合は先に描く模様を多めにします。反対に、薄くしたい場合は描く模様を少なめにしておきます。
また、水の量によっても雰囲気が変わります。水を少なめにすると、ペンで描いた模様が残るので、仕上がりのイメージに合わせて量を調整してみてください◎
ポイント3 水のかけかた
霧吹き を使うのが一般的ですが、なければ何でもOKです!
・スポイトでポトポト落とす
・指についた水をパッパッとする
…などなど、ご家庭で楽しむ場合は特になんでもアリ◎ 私は水道から直接コーヒーフィルターに水をかけたことも!笑。
作り方② 羽のかたちに切ろう!
コーヒーフィルターの底を中心にして羽のかたちに切ります。
コーヒーフィルターは2枚重なっているので、開くともう片側の羽もできています♪
作り方③ トンボの完成!
ここまでくれば、あとは貼り付けて完成です♪
適当な長さに切ったストローに羽を貼り、丸シールで目も作ります。
先にも書きましたが、目はペンで描いてもOK!より個性が出ますね◎
飾り方の例
保育園や幼稚園で保育室飾りとして壁面に貼ると秋らしい雰囲気に♪
その際、コーヒーフィルターの余った部分で ミニとんぼ を切り出して一緒に飾ってあげると、遠近感が出てより素敵な印象に◎
ご高齢者向けの施設や病院などを飾る場合は、動物キャラクターを外して木や雲など自然のものを増やすと相性が良いかもしれません。作る人の年齢や飾る場所によってアレンジされてみてください♪
今回は秋にぴったりな「染め紙とんぼ」の作り方をご紹介しました。お部屋の飾りなどにご活用いただけたら嬉しいです♪
壁面飾りに登場した動物キャラクターは一部著書でもご紹介しています。
工作のほか、秋らしいイラストの描き方もたくさんご紹介していますので、ぜひあわせてご覧いただけたら嬉しいです♪
「オトナにもコドモにもわくわくを届けたい」nowanowan 代表。 幼稚園の先生として働いたのち、2009年春よりフリーランスのイラストレーターとなる。イラスト制作のほか、これまでに8冊の著書を出版し、ワークショップの講師もつとめるなど活動は多岐に渡る。自身が保育の現場で働いていた経験から、保育者や保護者の力になりたいという想いが強く、試行錯誤を続けている。